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▼我が家に子猫達がやってきた 2

我が家に子猫達がやってきた 2/
 新しい家族が加わると、今までの生活のパターンが一変する。当分の間は、この子猫達中心にまわっていくのは間違いないだろう。半ばあきらめるしかない。
 最近、「アニマルセラピー」という言葉をよく耳にするが、「心を癒す」「和ませる」「穏やかにする」など、老若男女問わず精神的なケアに役立っているのだそうだ。確かに、生活は豊かになったものの、反面心が貧しくなったなどといわれ、低年齢化する犯罪や毎年3万人を超える自殺者等、心の病が起因する事件、事故があとをたたない。とても悲しいことである。
 そもそも私は動物大好き人間で、カラスを飼ってたこともある。嫌われもののカラスではあるが、実は人間に非常になつく動物で、一旦なれてしまうと放し飼いでもよいのである。中学校時代は、私の肩の上にちょこんと乗り、通下校時を共にしたものだ。唯一の欠点は、いたずらが大好きで、学校にやってきては授業中にガラス窓をつついたり、畑野菜の新芽を掘り返し全滅させてしまったり、そして極めつけはお隣さんに土足?で入り込み、食事中??コをしてきたり、やりたい放題暴君ぶりを発揮したのである。そのことが今は亡き父の逆鱗にふれ、私が学校に行っている間、無理やり「婿」にだされてしまったのである。残念ながらその嫁ぎ先を知ることはなかった。
 どんな動物でも、家族と同様の愛情と思いやり、そして時には叱咤をもって接していくことでより相互の信頼感が生まれてくるものと思う。そして、我々人間が動物から学ぶことがたくさんあるということに早く気がつくべきかも知れない。

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