▼アメリカはいかにして日本をおいつめたか「米国陸軍戦略研究所レポート」から読み解く日米開戦2025/01/03 13:49 (C) 製造業で働く
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アメリカはいかにして日本をおいつめたか「米国陸軍戦略研究所レポート」から読み解く日米開戦(ジェフリー・レコード著)を紹介する。
私たちはそろそろ自虐史観の呪縛から抜け出さなければならない。
1章 真珠湾攻撃とは何だったのか
戦略的愚行。
非合理的決断の解釈、1941年に日本がアメリカとの戦いを決意した動機は、一つは日本の誇りの問題であり もう一つはアメリカによってもたらされた経済の破綻であった。
2章 日本の侵略とアメリカの反応 1937〜1941年
独ソ戦と日米関係、戦争が隷属か二者択一の強要。
3章 日本の判断の基礎となった仮定
ご都合主義的な対米戦争終結構想、人種的優秀性の過信。
4章 日本の決断
対米開戦決意の合理性、対ソ戦は後回し、真珠湾攻撃は日本の戦略的愚行。
5章 失敗したルーズベルトの日本牽制
真意不明の軍備増強と経済制裁、英蘭植民地を限定した攻撃の恐怖。理解しがたいルーズベルトの中国偏重。
6章 経済的な締め付けの代償
破滅的な中国からの撤退要求、強引な経済制裁と自殺的戦争
終章 くみ取るべき7つの教訓
・恐怖心とプライドは、国益という要素と同程度に国家の意思決定に影響を及ぼす。
・潜在的国の歴史や文化を深く理解することの重要性である
・他国に対する牽制が上手くいくか否かは、牽制される側の心理にかかっている。
・しっかりとした戦略を持ち、軍事作戦はそれに沿ったものでなくてはならない。
・経済制裁は戦争行為に等しい。
・倫理的にそして精神的に、他国より優れているという思い込みは危険である。
・戦争が不可避だと考えた段階で、それが現実のものになってしまう。
異様なルーズベルト外交と米国世論を理解できなかった日本外交、 米国陸軍 戦略研究所レポート解読のヒントを解説。