▼「新型ソリオ」 開発物語〜新たな市場2011/10/17 03:40 (C) 居酒屋 銀次郎
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BSで放映していた新型ソリオの特集番組を観ています。
提供は「スズキ」一社のみ。宣伝番組ですね、第三者が評価する訳ではないので自社製品の褒め文句だらけでちとつまんないです。
スズキと言えば小型車をメインに販売してます。
革新的な車をデビューさせてきた車種が沢山あるメーカーです。
アルト〜47万円〜 、エスクードも小型SUVのカテゴリーを築き大ヒット。93年発売のワゴンRは今のトールボーイ軽自動車の先駆けとして偉大な名車。確か、「ワゴンもあ〜る」が車名の由来じゃなかったかな。
世界戦略車、「スイフト」もかなりいい車です。
今回の「ソリオ」。正直あんま売れるとは予想していませんでしたがなかなかの販売台数のようです。驚く事にこちらは国内販売専用。今時珍しい… と言うかこれは嬉しい事です。
軽では物足りない、だけどノアやステップワゴンじゃちとでかい… と言ったニッチな隙間を狙ったものと考えられます。これまでも、ワゴンRベースのちとデカイ物もありましたが、デザインが軽っぽいって事もあり、販売台数はそこそこレベルでした。
友達がスズキ系販売会社に勤めてて、母親のSX4の修理の際、代車で借りたので試乗は完了済み。四駆モデルでした。
デザインは嫌いではないです。遮音がしっかりしていて驚く程静か。室内もかなり広々。内装の質感も高い。センターウオークスルー、両側スライドドア…考えられる事は十分詰め込んだ多機能な車です。
重箱の隅をつつくようですが、気になる点も。
エンジンはスイフトと同系ですが、何故かアクセルレスポンスが緩慢。車重があるって事もあるんでしょうがうまくスピードがのらない。加速を得ようとアクセルを踏み込むと篭るエンジン音。低回転では静かなんですけどね。法定速度近辺までは快適でしょうが、それ以上はつらそう。
アクセル自体が重い。街中ではいいでしょうが高速でずっと踏み込んでいなければいけない状況下であるならば足がつりそうな勢い。
直進安定性が悪い。屋根が高いのでしょうがないような感じもしますが、でもフラフラしてうまく走らない。
楽しくない。完全にスピードを拒むセッティング。「安全」だと言われれば否定はできませんが。
いや、いい車ですよ、意欲的で。
子供やお年寄りの送迎、日常のお買い物や通勤、レジャー。なんにでもマルチに使える多機能車。
「あり」とは思います。
ただ、この車を買ったひとは何年か先、売却する際に次何を選ぶのでしょうか。実用一辺倒では魅力の限界があるはず。も少し自動車しか持ち合わせてない「魅力」の本質を考えないと今後行き詰まってしまうような気がしてならないのですが…。