▼あなたは寅さん型、それともハマちゃん型?2011/12/28 11:28 (C) 原田幸雄の「これからどうする!?」
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12月25日(クリスマスの日曜日)にセミナーを受講した。
それも10時〜16時までの濃いヤツ。
キャリアカウンセラー仲間の勧めで、2〜3ヶ月前に気軽に申し込んだ。
いざ当日になってみると足取りが重い。
タイトルは「論理療法」である。
講師は筑波大学の学校心理学の専門家、石隈利紀氏。
(失礼ながら初めて知った)
思い足取りで出かけたセミナーだが、たまたま高校の同級生などもいて、すこし気持が軽くなった。
さて、講師紹介があり壇上に登った方を見て・・・
なんだかミスター・ビーンみなたいな風貌な人だなぁ、
というのが第一印象。(150人以上入る会場で一番後ろから見ていた)
話し始めると、もしかしてこの方は綾小路きみまろ?と思うような語り口。
徒然に石隈先生がおっしゃっと自分のことを書き連ねると、
・大学受験に2回失敗し、失意のどん底に落ちる
・教材販売の営業マンを経て学習塾の講師になる
・英語を勉強しようと29歳で留学、そのまま心理学の勉強のため、大学へ
・39歳で日本に帰国、ご縁あって筑波大学の教師に
とまぁ、およそ大学の偉い先生らしかならぬ経歴なのだ。
論理療法の創始者であるアルバート・エリス(ずっと前の方だと思っていたら、2007年に94歳でなくなった長命な方)とも親交があった方で、軽妙な語り口のなかに本質が織り込まれた話をしてくださる。
知識として知っていた論理療法の考え方はスーッと腹に落ちてきた。
石隈先生のキーワードは「柔らかく生きる」であろうか。
クリスマス価格で購入した著書読み終えた。
タイトルは「寅さんとハマちゃんに学ぶ助け方・助けられ方の心理学」である。
その両者のあり方を「援助者」と捉え、心理学的な側面からとき起こしてくれる。
一言でいうと、
寅さんは、非日常の中で、相手の世界に染まり理解して、世話をする
ハマちゃんは、日常の中で、相手を違う人として理解し、一緒に遊ぶ
となろうか。
そのプロセスの中で関わりあう人が自分を取り戻し、エネルギーを回復する。
同時に寅さんとハマちゃん自身もいきいきするのだそうだ。
ぜひ一読をおすすめします。
私はというと、寅さんシリーズ全48作、釣りバカシリーズ全22作を見るという、楽しみな来年の目標ができた。