▼【山形新聞】東北水防技術競技大会(南陽市消防団)2012/05/28 10:49 (C) スポーツ・文化交流タウンPR
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南陽市などの最上川河川敷で開かれた「第6回東北水防技術競技大会」で27日、南陽市消防団(高橋一司団長)が県内の消防団では初の最優秀賞を獲得した。東北6県の消防団代表が水防技術を競う大会で、水害発生時に水防団として活動する同市消防団は、3回連続の出場で「東北一」の悲願を達成した。
大会は国土交通省東北地方整備局が主催し、この日同所を会場にした最上川水防演習の中で実施。各県から選ばれた消防団チームが出場した。競技は堤防の決壊などを防ぐ「月の輪工法」と「シート張り工法」の2種。それぞれ制限時間15分で手順の正確さや仕上がりの良さ、所要時間などを競った。
最優秀賞の理由について、大会委員長を務めた同整備局の横山喜代太流域・水防調整官は「全員が指揮官の指示に従い機敏に動き、仕上がりが美しかった。完成までどちらも7分台と早かったのも要因」と話した。チーム指揮者の井上和也さん(33)は「皆で熱心に練習した成果。大会を通して強まった絆が、実際の出動の際に力を発揮してくれると思う」と語った。
水防演習は、東北6県で毎年持ち回りの大規模演習で、県内開催は5回目。最上川上流域19市町の消防団員が参加し、総勢3000人が災害時の避難訓練などを行った。
東北一に輝いた南陽市消防団員の「月の輪工法」=南陽市宮崎