▼働き手がいなくなる2014/05/28 08:45 (C) 原田幸雄の「これからどうする!?」
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「地方の人口減少 働き手がいなくなる」と題した論説・開設が今朝(5/28)の山形新聞に掲載されていた。
数年前の第一生命のレポートに「よくわかる日本の人口」がある。
前文に以下のような要約がある。
○日本の人口は明治維新以後の 140 年間で4倍に、昭和の初めからの 75 年間で2倍になった。人口規模は今がピークであり、今後 100 年で半減して昭和初期の水準まで戻ると予測される。
○これまでの日本では毎年の出生数が死亡数を上回っていたために人口が増えた。これからはその反対になる。死亡数の増加が高い確率で見通せるため、その影響を大きく受ける人口減少は避けようのない未来と言える。
詳しくはこちらをご覧いただきたい。
どうやら日本の人口は2010年(1億2900万人)あたりがピークだったらしい。
気になって山形県のピークを調べていみると、これが意外や意外!
なんと1950年(昭和45年)なのである。
要するに産めよ増やせの団塊の世代の最後がピーク(135万人)。
以降、首都圏の労働力需要に吸い取られ、1973年(昭和48年)に一旦ボトム(122万人)まで減り、再びピークを迎えたのが1988年(昭和63年)頃である。
しばらく125万人くらいで均衡を保っていたが、1998年(平成10年)頃に125万人を切ってから急激に減少に転じ、現在(2014年)では113万人台である。この数年は毎年1万人ずつ減少しているわけだ。
詳しく見たい方はこちらをぞうぞ。
以上のことを踏まえて、冒頭の写真(山形新聞の記事)を見ると、「生産年齢人口の推移」のグラフの見え方も変わってこよう。
このグラフはあくまでも全国平均であって、山形に当てはめたら65歳以上の割合はもっと多く、生産年齢人口の割合はもっと少ない。さらに急激な減少をともなっているという事実である。
私は大学進学者の3〜4割程度、高校卒業者の2割程度が県外就職しているように思う。
この県外就職組を県内就職になんとか振り向けられないか!?
また、これまですでに県外で働いている山形県出身者を山形にUターンさせることはできないか!?
このことを強く思っている。
そのためには、企業を強く・しなやかで、魅力のあるものにしていかなければならない。
その方法論もすこしずつ見えつつある。
一緒に、そんなことをやってみたい方がいたら是非連絡をいただければと思う。