ヤマガタンver9 > 親と子の人生

　私には、子供が3人います。1月1日に3人とも彼女、彼氏を連れてきて、我が家に宿泊していきました。酔いが過ぎて大騒動をやらかしてしまいました。
それに懲りて、今月はほとんど酒を飲んでいません。この15年来1週間に１、２回は痛かった左後頭部の激痛もこの2週間ほとんどありません。やはり、酒のせいだったのでしょう。医学的にも酒は百薬の長ではなくて、百害あって一利なしでしょう。みんな憂さ晴らしに飲んでいるだけです。そうはいっても私にもいろいろ付き合いもあるので、その時だけ飲むようにしようと思います。いつも贔屓にしていた酒屋さん、酒買わなくなってごめんなさい。
1月1日は我が家で9人過ごしました。二世帯住宅に住んでいますので10人位泊って行っても平気です。父はすでに他界しました。日中は母一人になり、母も大分頭や足腰が弱ってきたので今は施設で暮らしています。ですから今はその大きな家に妻と二人で生活しています。広すぎてさみしいくらいです。セキュリティーのために「SECOMしてます」。とても安心です。それにしてもこの家は無用の長物になりました。
私の子供達はみんな県外にいて戻ってくることはないでしょう。私も病気で死ななくて、頭と体が衰えたら施設で暮らそうと覚悟を決めました。子供には子供の人生がある。子供の人生に親が口出しすべきじゃないし、反対に親の人生にも子供は口出しすべきではない。私は仏教徒です。お釈迦様は言っています。「子供に執着するな。」と。子供の事をあれやこれや気にすると自分の心が乱れ、平穏な生活が送れなくなるのです。私は自分の外来だけでなく、休日診療所や、公立置賜総合病院の平日夜間協働診療でも、あまりに子供のことを心配する親や、祖父母をたくさん見ています。必要以上にどこまでも心配する。その心配を他人にまでまき散らす。これでは心の平穏など保てるわけがありません。あまりにそういった親たちを見てきているので、その人達はもうどうぞ勝手にどこまでも心配してくださいと、最近は冷めた目で見ています。私は、もう自分の子供達の事は構わない。心配なんかしない。「すでに、成人しているのだから、自分で生きろ。」です。イスラム国に行くのも自己責任です。なんか世間でぎゃあぎゃあ騒いで、またぞろマスコミが親を担ぎ出して人前にさらしているが、「お父さん、お母さん、仏様は言っています。子供に執着するなと。」と、言ってやりたい。親に迷惑、心配をかけるのは親不孝なのですよ。親不孝者だ。
成人した子供も親に口出しするな。盆暮れにしか返ってこず、来て勝手に羽を伸ばして帰って行くくせに、親が施設に入るとか、入院すると、日ごろの不義理をここで返そうとばかりに、施設や病院の職員にあれやこれやと文句を言ってくる娘がやたらに多い。「親の体も洗ってあげたことがないどしろうとがプロに向かって意見するんじゃないよ！日頃不義理をしている奴はひっこんどれ！」といいたい。全国の医療介護職員は皆そう思っているのではないですか。
親も子も一人の人格を持った人間。それぞれの人格を尊重して、相手や他人に迷惑をかける事のない範囲で勝手に生きていきましょう。
最後に話は変わりますが、イスラム国はイスラムの代表ではない。過激極悪集団です。殺人鬼の集まりですよ。日本はイスラムの人々の信頼を失ったなんてあほなことを言っている民主党の何人かの国会議員、君らは殺人者をイスラムの代表とみなしているのか。そうだとすれば君らは国賊でしょう。その程度の見識なら国会議員を辞めるべきだ。その資格はない。後藤さんの生還を祈っています。

倫理的に書いてよいことと悪いことがあるはず。
『施設や病院の職員にあれやこれやと文句を言ってくる娘がやたらに多い。「親の体も洗ってあげたことがないどしろうとがプロに向かって意見するんじゃないよ！日頃不義理をしている奴はひっこんどれ！」』
いくら表現の自由が認められているとはいえ、病院・施設運営者が公に発する言葉ではないですね。みなさん、こんなところに大切な親を預けるのは止めましょう。